五三川おすすめパワーフィネスの釣り
中部バス釣りメジャーフィールド
岐阜県 養老エリア 五三川
バス釣りのロケで使われることが多く、平日でも数多くのアングラーで賑わっている。
地形変化、沈みものやカバーが多く、攻めがいのあるフィールドとなっているが、比較的狙いやすいスポットは散々たたかれていることもあり、かなりスレている印象なので釣るのが難しくなってきている。
五三川でおすすめのパワーフィネスの釣りを紹介。
パワーフィネスとは?
使うルアー
- スモラバやネコリグ 大体3.5g~5g程度
ロッド
- パワー表記 M~Hなどのスピニングとしてはヘビーなロッド
リール
- 2500番~3000番のハイギヤ
ライン
- PE1.5号~2号 ルアー直結
カバーにルアーを投げ入れて、掛けたらパワーで引きずり出す!
なぜパワーフィネスなのか?
ベイトフィネスではいけないのか?
ベイトリールの性能が向上して、軽いルアーでも投げられるようになってきたが、スピニングの強いタックルでやるメリットが確実に存在している。
ベイトタックルは、近距離に打ち込んでいくときにキャスト性能が高く有効だが、すごい濃いカバーやオーバーハングの奥にスキッピングなどで入れたいときに、バックラッシュのリスクが高くなってしまう。(カバーの奥など見えないところで木の枝に当たってルアーが急に止まってしまう時など)
スピニングタックルであれば、バックラッシュの心配はなく、カバーの奥の奥まで投げ入れることが容易になってくるし、ベイトに比べて軽いルアーを遠くにキャストしやすくなる。
また、ベイトフィネスでは軽いルアーを投げるために柔らかめのロッドを使わないといけないので、カバーから引き出すためのパワーが足りないということになる。
パワーフィネスでやる吊るしのテクニック
最大のメリットは、ラインが水中に入らないので、ルアーが見切られにくい点である。
キャストする際にラインをカバー(枝など)にひっかけて、シェイクしてもルアーが手前に動いてこない状態とする。
そこで一点シェイク。水面をチョウチンでシェイクして誘い、上から順にルアーを沈めながら徐々にレンジを下げていき、ボトムに着いたら少しシェイクして反応がなければ回収する。
やってはいけないのが、ルアーを沈めるときにベールを返して一気にルアーを落とす行為。誘っているルアーが急激に落ちてしまうので、魚が警戒してしまうためである。
レンジを下げるときは、リールを巻く側の手でリールと最終ガイドの間のラインを横に50cm程度引っ張り出し、指先でラインをひっかけた状態で当たり(違和感)がないか感じながら、引っ張り出したラインを徐々に送り出してやる感じでレンジを下げていく。
あまり引き出し過ぎてアクションしていると、合わせた時にその引き出した分のラインがたるんでいることと同じになるので、フッキングパワーが伝わらず、魚を一気に引きずり出すストロークも確保できないためである。
なぜリーダーを付けないのか?
クリアウォーターであったりライトカバーであればいいが、濃いカバーであればラインの存在感を消すことができ、ライン強度的な面で圧倒的にアドバンテージがあるためである。ただし硬いコンクリートや岩の擦れには弱いので、そういった場所であれば、リーダー12ポンドなどを組んでもいい。基本的に木などカバーであれば、直結で問題ない。
デメリット
手返しが悪く、広範囲のサーチ能力が欠けており、効率の悪い釣り方となる。
一点シェイクを長い時間やることになるので、ここに魚がいるだろうとわかってからやることをおすすめする。
おすすめロッド
上級者向け
- ノリーズ ロードランナー ヴォイスジャングル 700JHS
チューブラーティップなのでソリッドティップに比べ、カバー越しのルアーにアクションが伝わりやすいのが特徴。また、張りのあるティップなので、魚がルアーを食い込んだ時に反転するスキを与えず速攻でカバーから引きずり出すことが可能となる。
キャストが簡単ではないが使いこなせば最強の剣と成り得るアイテム。680JMHSにプラス4インチし、モンスターバスを警戒させない遠投性と、高所からの吊るしでもミスらないフッキングストロークを確保。しかも1パワーアップさせたブランクをさらにファストテーパーとすることで、バイトの瞬間からフルパワーでフッキングが可能。
中級者向け
- レイドジャパン グラディエータアンチ GA-70HS-ST パワーノーズ
7フィートのヘビーパワーでヘビーソリッドティップ採用、竿先が曲がってくれるので軽いルアーも投げやすい。また、魚が食い込んだ時に違和感を与えづらく、ルアーを吐き出すことが少なくなる。
エグ弾等を使用したパワーフィネスに完全対応!
強靭なバットと極めて繊細なティップを持った怪物ブランク!
- ジャッカル リボルテージRV-S68MH+
ベイトフィネスでは攻めきれないヘビーカバー、ヘビータックルでは口を使わせられないカバーに潜むビッグバスを攻略する為のパワーフィネスロッド。軽量リグを緻密に操るティップに、カバーから引きずり出す強靭なバット。この相反する要素をGP-BOOSTER構造を採用し高バランスで融合。3.5g前後のスモラバやネコリグを中心に、攻めのフィネスを実現するRevoltageの自信作
初心者向け
- Dスタイル ブルートレック DBTS-68H-S-PF
プレッシャーがかかったフィールドではカバー奥のバスは簡単には口を使いません。
軽量ルアーの扱いやすさと食わせと強さを実現する為に搭載したHパワーのソリッドティップでナーバスなバスを食わせ、ナノマテリアル配合のBLUE TREKブランクスの特徴である強靭なバットでカバーから引きはがします。
キャストの振り抜けやすさを考えて6’8″のレングスにガイドもPE対応セッティング。
ガード付きのスモラバやカバーネコ、高比重系ワームのノーシンカーなどにアドバンテージを与えてくれます。
おすすめルアー
- エグダマタイプレベル
水平姿勢で浮いてくれるので、細かなシェイクできれいにアクションすることができる
トレーラー
- エグバグ
※フットボールヘッドタイプではなく、シャープノーズ形状のスモラバにイモグラブをトレーラーにしてルアーシルエットを丸く(球体)することで、垂直姿勢でぶら下がっていても違和感なく、しっかりルアーを動かして誘うことも有効。カバー抜けがとてもよくなる。
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最後に
パワーフィネスをやる上での注意点
- ドラグはめいっぱい締め込んでください。魚を掛けた時に素早くカバーから出してやらないと枝などに絡んでしまい取り出すのが困難となってしまいます。タックルパワーに任せて強引なファイトを心がけましょう。
- PE1.5号でも根掛かりでラインを切るときに手で引っ張っても切れない。手を怪我する恐れがあるので、ラインブレーカーを準備して根掛かり時に対応していただきたい。絶対に手元でラインを切ることのないように!
- フッキング時は、ラインを持ったままやらないように!同様に手を怪我する恐れがあるので、当たったらラインを手から離してフッキングするようにしてください。
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タフってしまったフィールドでも年中有効な釣り、パワーフィネス。やったことのない人は是非参考にしてみてください。きっと今まで釣れなかった魚たちと出会えることになるでしょう!